今週発売されたAERAに『デジタルプア』なる話が載っていました。
2007年5月28日号
デジタルプアの見えない壁 携帯オンリーが陥る下流スパイラル
まぁ、データの比率などの信憑性はこの際置いといて、興味深いのは、携帯からネットワークを使用する人と、PCからネットワークを使用する人の間に、差があるということ。「キャッシング」「アルバイト」という項目を検索する際に、併記する文言が如実にその現実を表してます。情報の扱いに対する格差が凄まじいですね…。
まぁ、その辺りのことは色々なBLOGで言及されているので、ここではツッコミません。
で、私が気になった記載は、これ↓
男女とも、本人が中三の時点で「家庭の生計維持者がホワイトカラー」だとコンピュータースキルは高まる
また、家庭の暮らし向きにのゆとりがあった者ほど、女性ではコンピュータースキルが、男性ではコミュニケーションスキルがやや高まる傾向がある。
現代はこーいった感覚なのかぁ…。
ホワイトカラーなら家にパソコンを持っている、という事なんでしょうか。
最終的には、自分が興味あるか無いかに分かれると思いますが、PCが好きだったり、興味を持ってたりする子なら、家にPCが無くても、学校や友人の家で借りたりして、どーやっても弄るでしょう。
なので、そこへ到達するまでの「興味を持たせる教育」ってのが、これからは必要なのかもしれません。
自分の場合、家庭の生計維持者はブルーカラーでしたし、家庭のゆとりはハッキリ言ってありませんでした。親父さんが借金作って、母は鬱になって家庭内はボロボロだし。
ただ、私が興味の対象となるような選択肢を増やすよう、両親や親類が努力してくれた事が、今のPCを使うという行為に繋がったのだと思います。
・子供向けの図鑑や辞典を揃えて、調べるクセを付けさせてくれた。
⇒自分で調べるということを覚える。
・日曜日は父が、オセロや将棋で一緒に遊んでくれた。
⇒幾通りの方法を考え、検討することを覚える。
・叔父が勤務先の建築事務所から、古パソコンを持ってきてくれた。
⇒パソコンに触れ、基本的な使い方を覚える。
・ファミコンは1日1時間までだったんだけど、パソコンは2時間でも3時間でもOK。
⇒パソコンで長いプログラムを打ち込み、タイピングを覚える。
・母がパート先の図書室から、毎月ビジネス誌のコピーを取ってきてくれた。
⇒社会の動きの速さを知る。情報は比較してナンボであり、雑誌の情報じゃ既に遅い。
おそらく、自分は情報というものに対して、このような成長プロセスを経たので、学生時代にインターネットに飛びついたのかと(^^;
パソコンを使えるようになるにはキッカケが必要なわけで、それは早ければ早いほど良いと思います。
キーワードは
「子供のうちから」「面白いことを」「パソコンでやってみる」
でしょうか。
情報の授業で押し付けるのではなく、自分からやりたいと思うことが必要です。
ケータイという簡易ツールに触れる前に、パソコンでネットの怖さやマナーを教えておくことも必須です。
会社での福利厚生の一環として、家庭じゃ滅多にできない題材を選んで「親子でパソコン遊び」のような行事をするのも面白いかもしれません。
そーすれば、家族も少しは会社に対する心象を良くしてくれないかなぁ…と思ったりします。
この職業、家庭崩壊率(?)が高いんで、やっぱそういった方面に意識が向いちゃうんですよねぇ;
明日は我が身。気をつけよっと。
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