WPCフォーラム 2006 セッションのレポート その1
10月21日(土)に「WPCフォーラム 2006」で行なわれたセッションに参加しました。
テーマは「女性ビジネスリーダーのためのソリューションセミナー」というもので、
様々な職種で活躍されている女性の講演を聴くことができました。
普段、女性の少ない職場にいるため、自分への良い刺激になったと思います。
また、「女性ビジネスリーダーのための…」と銘打っておりますが、内容は
リーダーを対象としたものに限らず、女性が仕事を持ちながら生きていく上での
考え方や心得に関するものが中心でした。
セッションは4時間半に及び、全てをレポートすると長くなってしまうので、
聴講した講演については概要を、ディスカッションやセミナーについては
感想という形で、御紹介したいと思います。
講演の概要(1)
●基調講演『わたしの仕事術 --女性として、母として--』
弁護士 住田 裕子氏
自らの体験を交え、女性を取り巻く社会の移り変わりと、これからのあり方、
仕事への心構えなどを語ってくださいました。
・今でも昇進、昇給の面で男性優位の職場が多いが、時代の流れ(政策や
個々の意識の変化)と共に、その体質も少しずつ変わっていくだろう。
変に気張らず、女性としての自分を受け入れ、自然体を楽しむことが、
気持ちよく仕事をするコツとなる。
・家事・育児と、仕事の両立は可能。ただし、周囲の協力が欠かせない。
パートナー、親、家族、職場の人たちの理解を求め、地域のサービス、
支援政策などをフル活用すべし。
家事のアウトソージングも海外では頻繁に利用されている。
古い概念を捨て、本当に良いと思える方法を取ってほしい。
・仕事を続けていく上で、最も大切なのは「コミュニケーション」
コミュニケーション能力とは、他人を理解し、自分の意見を持ち、
自分の言葉で伝えられること。
・仕事への姿勢は、感情的にならないこと。公私の区別をキチンとつける。
部下を教育するのであれば、彼(女)の長所を見つけ、それを伸ばすこと。
周り(仕事仲間)の為になることは、組織の為になること。
下手な守りに入らず、上司への進言は積極的に行なう。
自分への投資は怠らない。自分の付加価値を高めることが成功へと繋がる。
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