残業と無駄なコストの根源
前エントリで、残業について、
> ただ、管理する人から見れば、無駄なコストでもあるわけですね。
とのコメントを頂きました。
で、残業=無駄なコストという意見には激しく同意します。
さらに、無駄なコストと残業について、自分の考えを書いていたら長ったらしくなったので、今回のエントリにしちゃいます。不精でスミマセン;
以下、前回のエントリで、考えが伝わりきれてなかったかな?という点についての補足も兼ねています。
管理する人から見た「無駄なコスト」についてですが、突き詰めてみると、無駄なコストを生み出している原因は「残業する人が無能」なのではなく、「残業させる人が無能」ということに他なりません。
プロジェクトにおいて言えば、メンバーの作業量をコントロールできるのは、管理者(プロジェクトリーダやマネージャ)だけなんです。
つまり、あるメンバーだけが、過剰な残業をしている場合…各メンバーの作業量が適正ではない、ということは、管理者にコスト意識がなく(ここが無駄に繋がる)最終的には、進捗管理も、リスク管理も、なーんにもできてないって事なんですね。
作業上のボトルネックを見つけ出し、常に各メンバーの作業量適正化を図る。
これはプロジェクト管理をする者の、最重要ミッションです。個人差があるので、各自のキャパシティの把握は必須。もちろん管理者自身の管理も含めたものになります。
『管理者たるもの自己管理もきちんとしましょう』とは良く言ったもんです。
私は自己管理ができなくて、潰れてしまった阿保なリーダーでしたが、(上からの過剰な要求に耐えられなかった。今思えば無茶をしたもんだ)『メンバーの作業量は一定を保つ』を貫いていた結果、生産性は確実に上がっていました。
こーいった考えって、まだ少数派なんですかね?
そろそろ多数派になっていると信じたい…常時同志募集中です(^^;
3 個のコメント:
>プロジェクトにおいて言えば、メンバーの作業量をコントロールできるのは、管理者(プロジェクトリーダやマネージャ)だけなんです。
最近そんなことないかなとも思ってて、
スゴイ人はリーダーすらコントロールしていくのではないかと。
実際傍で社長がコントロールされる様を見ている私にとっては、
その場の役割など形骸的なものにしか見えなくなりつつあります・・・
責任の所在を求めていては何もはじまらないですよね?そこに、自分を置く勇気が無ければ批判で終わりだし、あるのであれば背負えばいい、ただそれだけです。
> 悩める営業マン さま
コメント有難うございます。
一人語りのようなエントリに付き合ってもらって感謝ですm(_ _)m
> スゴイ人はリーダーすらコントロールしていくのではないかと。
そうですね。本当は全員が肩書き(その場の役割)を越えて、
支えあえるのが開発チームとしての理想形なのかもしれません。
そういった面では、エントリ内の「管理者」という単語も
「実質的な管理者」もしくは「権限のある人物」とした方が
しっくりきますね。
ただ、すべてのメンバーに広範囲な視点が必要になるので、
船頭多くして…にならないよう注意が必要かもです(^^;
> 実際傍で社長がコントロールされる様
ああっ!思わぬところで舞台裏がっ(笑)
ラジコンロボみたいなのを想像しちゃいましたよ;
> S演 さま
コメントありがとうございます! 喝入りました。
> 責任の所在を求めていては何もはじまらないですよね?
その通りですっ!
責任を追求するのは簡単ですが、原因を特定することは難しい…
が、原因を特定し、それを改善する方が、トータルで見た場合に
生産的ですよね(と私は勝手に思ってます(^^;)
このエントリに書いたことは、今まで私が経験してきた
プロジェクトと、チームを率いる際に心がけてきた事です。
そういった意味では、古いやり方への「批判」になるかもしれません。
その一方で、この方法を、これからも心掛け、改善し、続けていく、
という備忘録でもあります。
以前は、メンバーに辛い思いをさせたことも多々ありました。
リーダとして、自分の力の無さを痛感・反省しきりです。
メンバーも自分も潰れないだけの力をちゃんとつけたいです。
バッファ役が潰れてちゃいかんですよね。ふぁいと。
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